2007年初
長い間ブログの書き込みできずにすいませんでした。
皆様からの暖かいご支援により、昨年度の6月から12月の間まで行っていた
ジャワ島中部地震の復興支援活動については大塚製薬さまから提供していただいた
バランス栄養食5000食を現地に無事送り届けることができ、
インドネシア友好の会によって8月にBantul地域の一般住民に支援をすることができました。
また、昨年2006年度8月のインドネシア隊についてもチェンデラワシ大学と高知大学医学部とのセミナーを
二度行うことができ、パプア州の保健局との間でも濃密な話し合いを経て無事に活動を進めることができたように思います。
ただし、ワクチンプロジェクトのソーラーシステムを利用した冷蔵庫に関してはまだ現地に最も適した
メンテナンスが最小限で住むタイプのものを探している段階です。
1月に行う予定だった総会についてはまた10月以降に延期という形で再度連絡させていただきますので
会員の皆様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
さて、最近のアジ僻はというと4月の間は新入生歓迎の時期なので
アジア・僻地医療を支援する会の活動説明会を二度行いました。
14名もの新入生が活動説明会には参加してくれて
年々国際協力に興味を持つ学生が増えてきているように感じます。
うれしく思うと同時にもっともっとこういう学生が前面に出てくればいいなと思います。
アジヘキ活動説明会のほかにも貿易ゲームというグループによって
不平等な条件を最初に設定しておくことで、富裕層と貧困層の間の経済格差が拡大していく仕組みを、
実際に体験しながら考えるワークショップを行いました。
最後で自分たちにできることを考えてみると、やはり
「知ること」
が非常に重要なのではないかという意見が多く出ました。
遠く離れた世界のことは見えにくく、何も知らないままに加害者となっていることもある。
「でも、まず少しでも多くの人が世界にこれだけの経済格差があるという事実を知ることができたなら
この歯止めが利かないとすら思える格差拡大も少しずつ変わっていくのではないか。」
新入生とは思えない鋭い意見も飛びかい、驚きました。
一方で、何ができるかというところではやはり遠くはなれた世界だし、
まずは募金かなという意見も多くでました。
募金ももちろん大事なことだと思いますが、
「金も出すけど、人も出す。汗をかく。」というのが個人的な感想です。
(まず学生にはそんなお金ないですしね(苦笑)^^)
遅くなりましたが、今年度もアジア・僻地医療を支援する会をよろしくお願いいたします!
長谷川