活動内容 | アジア・僻地医療を支援する会(AVAIHI)

活動内容

「現地の人達による、現地の人達のための、現地の人達の健康・医療を!!」

1996年に発足して以来、インドネシア共和国イリアンジャヤ州ジャヤウィジャヤ県ソロバ・ドゥグム村に対して医療支援活動を行っている。
 そこには、ダニ族と呼ばれるメラネシア系パプア先住民が、人口400人余りの集落を作っている。自給自足の素朴な暮らしが石器時代からほとんど変わることなく最近まで続いていたが、インドネシア化が急ピッチで進められ始めた1970年代後半からは、原始社会から文明社会への急激な移行を余儀なくされている。新たな社会制度を理解しかねる村民は、怒りと無力感にさいなまれながら苦悩に満ちた時代を生きている。そうしたなか、偶然にここを訪れ、その悩みに耳を傾けた私たちに、村人が助けを求めてたのである。

国際協力を行うにあたっての二つの目標は、地理的、文化的に孤立した民族の自ら行おうとする医療・保健衛生事業の手助けをすると同時に、支援する側にある私たち自身の国際感覚を磨き上げることによって、地球人としての自覚を身につけることである。
現在、学生メンバーは10名。全員元気いっぱいである。初めて現地を訪れる時、大学生の多いこの会の会員は、カルチャーショックを受けながら、今まで体験したことのない不自由さの中で自らの力を試し、充実感を覚えるのである。やがて社会人になったときに、このような経験が貴重な財産になることを信じて暖かく見守っていきたいと考えている。